【感想】元ジャニーズファン(男)が読む『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』初の公式ジャニーズ暴露本!SMAP解散の舞台裏まで詳細に語られた、ジャニーズの内情がついに明かされた1冊【レビュー、評価】

The Last Interview ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間 感想 レビュー 評価
©️Kazumasa Hayami 2025, Printed in Japan
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ぼくは元ジャニーズファンで、中高大学生時代はとにかくジャニーズに熱狂していました!

なので今回はタイトルにもある通り、

初の公式ジャニーズ暴露本である『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』を読んだ感想を綴りたいと思います。

The Last Interview ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間 感想 レビュー 評価
©️Kazumasa Hayami 2025, Printed in Japan

本書は全366ページという、うるう年に1日1ページ読んだらちょうど完読できるページ数であり、とてもボリューム満点で、内容も濃すぎる1冊でした。

このようなジャニーズに関する暴露本や噂話は今までもありましたが、実際に社内で内情を見てきた方がこうして大々的に本を出版するのは、これが初だと思います。

しかもその語り手が、ジャニー氏の姉であるメリー氏の実の娘の“藤島ジュリー景子”さんだというんだからすごいですよね。

これはジャニーズで働いていた1社員が語るのとは訳が違います。

ジャニーズという会社の核である人物たちに非常に近かったジュリーさんだからこそ語れる内容が記されており、それだけでも本書は唯一無二の役割を持った本であると感じました。

ここでぼくのジャニーズ歴をさくっとご紹介しますと、2009年の中学生の時に嵐にハマり、その後ジャニーズ全体にハマり、最終的な推しはSMAPとKis-My-Ft2。

CDやDVDを買い集め楽曲を聴き込み、ダンスも覚えて、ついにはジャニーズのみなさんとお仕事をしたいという夢をもって、ダンス専攻の大学に進学するほど熱狂していました。

そんなぼくがジャニーズへの興味関心を失うきっかけとなったのは、やはり2016年のSMAP解散に伴う、ジャニーズ内のさまざまな出来事を知ってから。

ぼくがずっと見ていたのは輝かしい夢の断片でしかなく、一般の我々には見えないところでは、キラキラした夢とは程遠い出来事が起きていて、それらによってあの夢の存在たちが構成されているのかも…と感じてしまい、そこからぼくはジャニーズや芸能人を推すということが怖くなり、そこに幸せや夢を見出だせなくなりましたね。

そんなぼくからしたらこの本は、今まで伏せられてきたジャニーズの内情を知れるかもしれない本であり、それはすなわち、その時のぼくを少しでも救ってくるかもしれない本であり、その興味から一気に本書を読み上げてしまいました。

結論から言うと、ぼくはこの本を読んでよかったなと思っています。

でもぼくはそう思うだけで、ジャニーズの表のキラキラした部分だけが好きで、それがあれば充分だという方は、もしかしたら読まない方がよいのかもしれないとも感じました。

実はあのジャニーズのキラキラはこのようにして成り立っていたんだということがたくさん書かれているので、ジュリーさんの発言を真実と仮定するならば、少なからず嫌な思いになる方はいらっしゃるように思えましたね。

しかしぼくはジャニーズに1度完全に失望していて、今は遠くから時々見守っている程度の状態なので、そんなぼくからしたらこの本は本当に求めていた本でした。

本書は作家の早見和真さんが、藤島ジュリー景子さんに淡々とインタビューをし、ジュリーさんがそれに答えていくという構成になっており、いわば最初から最後まで会話形式のみで構成されている本です。

ぼくは本書で初めて早見和真さんという方を知ったのですが、この方が見事に今回インタビューをする役割として適任だったんだなと、読んでいて随所で感じました。

いくらあの藤島ジュリー景子さんにインタビューを行えるとしても、その相手いかんによっては、ここまで内容の濃い本にはならなかったと思います。

早見和真さんはジュリーさんのことをしっかり尊重し理解した上で、しかしインタビューの内容は基本的に答えづらいような厳しい内容がほとんどでしたので、それもありずっと緊張感をもって読み進めることができました。

ジャニーズの内情やこれまでの出来事にも非常に詳しい方なようで、そういった意味でもインタビューの質問が絶妙で、これは是非とも知りたいと思う質問ばかりで本当に読みごたえがありましたね。

基本的な流れはジャニーズの誕生から廃業、そして現在までを時系列的に聞いていくという内容になっていて、とても読みやすかったです。

その当時を生きていたのならなおさら、あの時 実は裏でこんなことが起きていたんだということが照らし合わせやすいと思います。

そして具体的な内容についての感想でいえば、本書は本当に情報が盛りだくさんであり、ここですべてを書くのは非常に難しいのですが、大まかにまとめると、

・ジャニー喜多川とはどういう人物だったのか

・メリー喜多川とはどういう人物だったのか

・その2人とジュリーさんはどういう関係性だったのか

・ジャニーズ事務所の内部は、どういう会社だったのか

・フォーリーブス、たのきんトリオ、シブがき隊、少年隊、光GENJIなどの昔のグループから、SMAP、TOKIO、V6、KinKi Kids、嵐、タッキー&翼、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、Travis Japanに至るまでの、各グループの内情について

・特にジュリーさんが担当していたTOKIO、嵐については内容濃い目

・“ジャニー派”と“飯島派”と“ジュリー派”について。これは当事者であるジュリーさんが語る分、特に興味深かったです

・Hey! Say! JUMPがジュリーさんにSOSを出していた件について。ジャニーズ内部でそんなことがあったんだと驚きでした

・メリーさんが飯島さんを呼び出した週刊文春について、そしてSMAP解散について。SMAPファンとしては、ここが1番知りたかったことが語られていました

・ジャニー氏とメリー氏が亡くなった時の、ジャニーズ事務所の状況について

・滝沢秀明さんの退所について。そしてKing & Princeの3人の脱退、退所について。ここも結構具体的に語られており、そういう流れだったんだと驚きました

・そしてSixTONESとSnow Manも退所して、TOBEに行く可能性があったことについて

・嵐の活動休止、そして活動終了について。ずっと嵐と共にやって来たジュリーさんが語る分、とても内容の濃いお話でした

といった感じで長くなってしまったのですが、今までジャニーズを追いかけていればいるほど、興味が沸いて知りたくなる情報が次々と語られていましたね。

もちろんこの他にもいろんなことが語られており、特に大きなトピックを上にまとめたつもりです。

ぼく的にはどれも衝撃的な内容だったのですが、やはりSMAP解散の件については、これでようやく成仏できそうと納得できたような気がします。

なぜSMAPが解散しなければならなかったのか?

当時は正確な情報を掴むのが本当に困難で、噂や憶測がはびこっていましたが、約10年経ち、あの時裏で何が起きていたのか、それが知れて本当に良かったです。

ちなみに昨年の2024年には、SMAPとずっとお仕事をされてきた鈴木おさむさんが、SMAPとの歴史を綴った『もう明日が待っている』という本を出版されたのですが、こちらも非常に興味深く、そして解散当時の出来事も詳細に綴られていたため、すごく納得感がありました。

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この本だけでもSMAPファンのぼくとしてはものすごくありがたかったのですが、さらに今回ジュリーさんがこのような本を出してくださったおかげで、さらにぼくのSMAP解散に対する気持ちは、晴れることができました。

木村拓哉さんは騒動の前から本当に現場で孤立していたんだとか、あの時点で飯島さんはもういなかったんだとか、あのSMAP×SMAPの公開処刑の生放送の前日にそんな会議が開かれていたのかとか…

そういう1つ1つが時系列で分かることで、あの不明瞭だったSMAP解散事件の全貌がなんとなく掴めたような気がしましたね。

もちろんジュリーさんの発言をすべて信じてしまうのは危険ですが、あれだけの立場の人がこうして本を出しているという時点で、嘘や周りに迷惑をかけてしまうことは言えない構造にはなっていると思います。

本書を読み終えて、改めてジャニーズというものがなんだったのかということを考えると、タレントさんにはいっさいの罪がなく、むしろいろいろいな意味で被害者であり、その方々から今まで頂いてきたたくさんの感情は、決して嘘ではないということを感じましたね。

ジャニーズファンになればなるほど、どこかでジャニー氏の性暴力についての情報は入ってくるものであり、当然中学生だったぼくもその噂は目にしていましたが、それがこうして公になり、事実だったということになる未来はまったく想像していませんでした。

まさかジャニーズ事務所が廃業になるとも思っていませんでしたしね。

しかしジャニーズのタレントのみなさんが、ぼくの青春にたくさんの夢を与えてくださったことはまぎれもない事実ですので、これからも昔の推したちを、陰ながら応援していきたいと思いました。

それでもグループの脱退や芸能界引退など、悲しい現実はあるんですけどね。

ということで今回は、初の公式ジャニーズ暴露本である『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』の感想でした。

今日もしばうさ.netにあそびにきてくれて、どうもありがとう*

本書を読み終えて改めて思うのは、あんなに謎のベールに包まれていたジャニーズの内情が、こうして本になっているという現状にただただ驚くということです。

しかもそれを語ったのが、あの藤島ジュリー景子さんだなんて…

彼女も長いこと表には出てこない方でしたので謎に包まれていましたが、その方がジャニーズの内情を語った本が出版される日がくるとは、想像もしていませんでした。

この本はジャニーズに夢を貰ってきたすべての人に、勇気を出してぜひとも読んでみてもらいたい本だなぁと思いましたね。

生々しい内情を知ることで、もしかすると読む前よりもっと、ジャニーズのタレントさんのことを応援したくなるかもしれません。

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