MOTHER2が大好きなぼくが『MOTHER3』をプレイしてみたら、前作とは全く違う雰囲気のストーリーと世界観に、とっても悲しくて寂しくて、せつなくなった…


今日もしばうさ.netにあそびにきてくれて、ありがとうございます*
ぼくは『MOTHER』シリーズが大好きです(*≧∀≦*)💕
なので今回はタイトルにもある通り、
MOTHER2が大好きなぼくが『MOTHER3』をプレイしてみたら、前作とは全く違う雰囲気のストーリーと世界観に、とっても悲しくて寂しくて、せつなくなった…
というお話をしたいと思います🌎️

MOTHER3は非常に難産だったことで有名で、最初はNintendo64で開発されていたのが途中で開発中止になり、しかしそれから3年後になんと開発が再開し、ついに2006年にゲームボーイアドバンスで発売となったソフトなのでした。
あっ、この記事はネタバレありで綴りたいと思っているので、よろしくお願いします⚠️
今作も内容がとても濃くて、何から話せば良いか迷ってしまうところではあるのですが、最初に言えるのは、今作は『MOTHER2 ギーグの逆襲』を遊んでいた方がより理解して遊べると感じましたね!

前作のMOTHER2で登場していたキャラクターやモチーフがけっこう多く登場したので、プレイしていてとても驚きましたしすごく興奮しました!
最初はMOTHER3独特の世界観なんですけど、途中からMOTHER2の要素が少しずつ合流してくるようなイメージで、そこでよりMOTHERシリーズとしての世界観が広がったように感じましたね✨
ネスの隣人で意地悪だったポーキーが今作ではさらに重要キャラクターでしたし、ジェフのお父さんのアンドーナツ博士やどせいさんまで登場するとは思ってもいませんでした!




それにしても今作は、前作のMOTHER2とは雰囲気がうって変わっていて、そこにすごく驚きました。
なんていうんでしょうね…すごく難しいのですが、MOTHER2にあったいろんな魅力を引き継ぎつつも、しかしMOTHER2には無かった“切なさや寂しさ”が今作の大部分を占める雰囲気であり、その違いに驚いたんですよね…
今作のコピーは“奇妙で、おもしろい。そして、せつない”ですが、実際にプレイしてみてこのキャッチコピーは本当に的を得ているなと納得しました。

それはこのシリーズのタイトルにもなっている“MOTHER”が最も大きく関係していて、
MOTHER2における“お母さん”という存在は、いつでも実家にいてくれて、元気で明るくて肝が座ってて、だけどネスがホームシックになって帰ればいつでも大好物を作ってくれて、そんな絶対的に守ってくれている存在だったのですが、
今作MOTHER3における“お母さん”という存在は、主人公のリュカとクラウスにとっては最高に安心できるお母さんでありながら、ゲームが始まってすぐにまさか死んでしまうという…

そしてリュカの双子の兄のクラウスもそれから行方不明になってしまい、父のフリントだけが側にいてくれるという状況になり、それだけでも主人公の境遇が前作とは全く異なるんですよね。
MOTHER2のネスは兄弟がおらず、父親も電話をかけてくることでしか登場しなかったのですが、絶対的なお母さんがいつも家にいてくれたことで、安心して世界を救う大冒険に繰り出せたのですが、
MOTHER3のリュカには父のフリントが残ったものの、フリントも最愛の妻を亡くして自暴自棄になってしまうので、息子のリュカは心の拠り所がないまま物語が進んでいくという…

ここが前作と今作の大きな違いなのだと、ぼくはプレイしていて常々感じました。
タイトルは同じ“MOTHER”なのに、お母さんがずっといてくれるMOTHER2と、お母さんが最初に死んでしまうMOTHER3。
この違いが、2つの作品の存在意義を明確に分けており、その点でも糸井重里さんのすごさを感じました。

そこが違うということは、当然プレイしている間の心の持ちようも180度違うわけで、MOTHER2の時に感じていた守られなが冒険するという安心感は、MOTHER3にはいっさい感じませんでしたね。
MOTHER3のプレイ中はずっと、どこか孤独で寂しい気持ちの中プレイしていました。
主人公のお母さんの在り方次第でゲームプレイ中の心境がこんなに違うとは、そういう意味でも今作のタイトルは間違いなく『MOTHER』なんだなぁと深く納得しましたね。
そして章仕立ての構成になっているのも前作とは違う点で、それにより各章で主人公が変わるのもおもしろいなぁと思いました。
でもこれもですね、最初の主人公は父のフリントで、次がダスター、その次がサルサ、そしてリュカとなるわけですが、平常心でプレイできたのはダスターの時だけなんですよね…
フリントやリュカの気持ちは先述した通りですが、猿のサルサをプレイしている時も、かなり胸が痛みました…

恋人を人質にとられ、命令に逆らうと電撃が流れる首輪をつけられ、ヨクバに思うようにさせられているなんて…
そんなムゴすぎる仕打ちをされているお猿を操作するゲームなんて、ぼくは今までしたことがなかったので、それはもうずっと胸が痛みましたね…
なのにヨクバが戦闘の時だけは手を貸してくれて、ヨクバの力がないと敵には勝てないところもまた、複雑な気持ちにさせられました…
支配とはなんなのか…奴隷とはなんなのか…そんなことを考えさせられましたね…
そしてそんなヨクバがまさか、行方不明だった最後のマジプシーだったとは、これまた驚きの展開でした。
しかもそれが分かるのは、リュカたちがヨクバの最終形態を倒した直後なのでなおさら、もういなくなってしまったヨクバの人生を垣間見ることで、なんだか切ない気持ちになりましたね…
あんなに最低だったヨクバにも、ただ1匹のネズミだけはなついていたというのも、なんだかリアルで胸が締め付けられました。

そしてマジプシーたちの存在も、なんだか不思議で魅力的でしたね💄💋✨

そういう意味ではマジプシーたちは、なんだか暗くて陰鬱な今作における数少ない“明るい”要素だったように感じます✨
振り返ってみれば、ぼくはマジプシーたちの存在にだいぶ救われていたような気がします☀️
そしてストーリーについては、自然豊かなタツマイリ村が、気付いたらヨクバに乗っ取られて、お金が存在する資本主義のような都市に変えられてしまったことを知ったときは、とても大きな衝撃と絶望を感じましたね。

ゲームでこんなに切なくて悲しい気持ちになったのは、初めてかもしれません。
しかも村のみんなはシアワセのハコに夢中で、しまいにはみんなが都会に行くんだと言い出すなんて…
糸井重里さんはあの頃からすでに、世の中というもの捉えていらっしゃったんだなぁと感じました。
そしてシアワセのハコを持たない家には雷を落として居住区を奪う家なんていうのも、ものすごく風刺的な描写だなぁと思いましたね。
だけどそれでもヨクバたちに染まらないリュカたちがかっこよかったです。
そしてやたらと背が高い鐘を鳴らしていた“リダ”がなぜか突然いなくなったと思っていたら、まさかあんなに重要な役割を持って隠れていたとは、とても驚きました。

そしてリダから明かされるこの世界の秘密を聴いたときは、なんて壮大なんだろうと思いましたね。
これはじっくり描けば、1本の映画になりそうと思うくらい、壮大な設定で驚きつつ、とてもおもしろかったです。
あっ、今作の明るい要素でいくと、“DCMC”の存在を忘れてはなりませんね🎸📯🥁🎹🎶

前作のトンズラブラザーズもいい味出していて大好きでしたが、DCMCもすごく味があって大好きになりました💕
ブタマスクの長がDCMCの大ファンでしたが、彼の気持ちがわかるなぁと思いましたね🎸📯🥁🎹🎶
ゲームのラストちょっと前に、ポーキーロボたちが次々とわいてきて、もうヤバイなと思っていたところにちょうど!DCMCが助けに来てくれたときは、超胸熱で最高な展開でした🔥❗️
記憶喪失中のダスターがDCMCのメンバーになっていたというところも良かったですね🎸
アフロを置いてダスターが1人立ち去るシーンにはグッときました。
あと明るい要素でいくと、ダスターの父のウエスがおしりをふりながらヘンテコなダンスをするところも、ユーモアが溢れていておもしろかったですね 笑

そしてこれはMOTHER2の時も感じましたが、今作の“音楽”もまたどれも心にしみてきて良かったです。
しかし曲の雰囲気はやはり前作とは違っていて、どこか切なさや寂しさを感じるものになっており、それが見事にMOTHER3という世界観をより濃く深くしてくれているなと感動しました。
音楽繋がりでいえば、曲のリズムに合わせてボタンを押すことで敵に追加ダメージを与えられるようになった“サウンドバトル”もなかなかおもしろかったです💥🎶
最大16コンボを決められればかなりの大ダメージを与えられるようになっており、通常のバトルがより楽しく感じましたね🎶
バトルの時に、自分たちの顔がステータスの上に表示されるようになったのもうれしい変更点でした💕

バルト中にも自分のパーティーの存在を感じられて、より戦っている感が感じられて楽しかったです💥🎶
あと前作からの変更点としては、フィールドでのダッシュができるようになったのがとても快適でうれしかったですね🏃♂️🏃♀️💨

だけどリュカとクマトラが新たなPSIを覚える兆候の時にはダッシュができなくなるというのも、なんだかリアルな感じがしておもしろい演出だなぁと感動しました✨
あとリュカの飼い犬のボニーがいつの間にかメインのパーティーメンバーになってたのにも驚きましたね🐕️笑
最初は激弱だったボニーがメインのパーティーメンバーになるとは、予想外の展開でした🐕️!
そして最後に語りたいのはやはり、ラストバトルについてです。
ラスボスの直前にいるセーブのカエルくんが、“ぼくが最後のカエルです”と言ってくるので、ぼくも“あぁ、次が最後なんだ…”と構えることができましたが、あれじゃあ実質のラスボスは、機械に囚われたポーキーでしたよね…
まさか最後に戦う相手が双子の兄になるとは、あまりに切なすぎはしませんか…
“リュカは なぜか こうげきができなかった。”なんて、そりゃそうですよね…

ぼくは今まで数は少ないですがいくつかのRPGをプレイしてきましたが、ラスボス戦でずっと回復だけしていればバトルが終了するゲームなんて、今作が初めてでした。
だけどそれが『MOTHER3』なんだろうなと、そのとき悟りましたね…
リュカとクラウスが対峙するのを見て、母のヒナワと父のフリントがそこに加わって止めてきたのを見て、あぁこれは家族の物語なんだと感じました。
そしてヒナワがクラウスに言う、“つかれたでしょう、もうお母さんのところにおいで”という言葉…
なんて切ないんだろうと思いましたね…
そして最後にはクラウスが本当に死んでしまい、お母さんのもとに行ってしまうなんて…
ハッピーエンドだったMOTHER2とは大違いのラストであり、やはりそういう意味でもMOTHER2とMOTHER3というのは、全く異なる雰囲気を持つ作品なんだなと感じました。
そしてリュカが最後の針を抜き、ドラゴンが復活して、エンドロールが流れて終わりと…
エンドロールには、今まで登場したキャラクターがおそらく全員登場していて、そこでMOTHER3の思い出をふり返られていろいろと感慨深かったです。
そしてそのあとの“END?”の演出もおもしろかったですね。
ドラゴンが復活した後もみんなは無事に生き延びたようでよかったのですが、それでもやはり母だけでなくクラウスまで亡くなってしまうというかなりショックで、とてもハッピーエンドだとは感じられませんでした。
だけどこれにて、ぼくのMOTHER3は終了。
とんでもないゲームをプレイしてしまったなというのが、今の率直な感想です。
MOTHER2をプレイしていただけに、MOTHER3も同じような雰囲気とストーリーなのだろうと思い込んでいたところが、完全に真逆の内容で、糸井重里さんにしてやられたという感じがしますね。
糸井重里さん、本当にさすがでございました!

ということで今回は、『MOTHER3』の感想を語り尽くしてきました!
MOTHER3を子どもの時にプレイしていたら、ぼくは軽いトラウマになっていたかもしれないです…
これはスマブラでリュカを選ぶとき、見え方変わってくるなぁ…
しかもスマブラのリュカの2Pカラーは、クラウスなんですよね。


この服の柄も今となっては辛すぎます…
スマブラで1vs1でリュカとクラウスで戦うなんて、冗談でもできなくなりました。

だけどMOTHER3をプレイしたことで、スマブラのリュカにおけるいろんな原作ネタを知ることができたのもうれしかったですね🎶
ヒモヘビやどせいさん型の乗り物、そして針を抜くポーズなど、元ネタを知れて良かったです✨




いや~改めてMOTHER3、本当にすごかったなぁ
1度は開発中止になったのに、開発を再開していただき本当にありがとうございました!
今日もしばうさ.netにあそびにきてくれて、どうもありがとう*
ゲームを開始してキャラクターの名前を決めるところで、MOTHER2と同じ“OKですか?”を聴けたのが最高すぎましたね!
“うぉ~いよいよMOTHER3が始まる~!”と興奮しました!
なのにからのあの陰鬱なストーリーなんですもの…
当時、MOTHER3のCMで柴咲コウさんがすごく泣いていたのが印象的で、だけどそんなに泣くかなぁなんて思っていたのですが、
ヒナワが亡くなって、しかも最後はクラウスまで亡くなってしまい、それでようやく柴咲コウさんのリアクションにすごく納得しました。
また人生で何か立ち行かなくなったとき、またやるかもしれないなぁMOTHER3…
そのときは、また、よろしくね!

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