今までの人生で1番、辛くて悲しかった日

たくさん泣いた。
泣くつもりがなくても、どんどん涙が溢れてきた。
涙を何度ふいても、鼻水を何度かんでも、また涙も鼻水も溢れてきて、止まらなかった。
みんなで泣いた。
みんな泣いていた。
辛くて悲しすぎたけど、その場所にいるみんなの間には、確かな愛情の共有感が感じられて、心強さもあった。
家族だ、と思った。
こんな感情になるのは、生まれて初めてだった。
そしておそらく今日ぼくは、人生で1番辛くて悲しい現実を目の当たりにした。
このようなことは、もう絶対に起こしてはならないと、何度も強く思った。
何度もみんなと触れ合って、抱きしめ合った。
親が、わが子の喪主をするなんてことは、もう絶対に、2度と起こしてはならない。
それは人生で最も、悲しくて辛いことなのではないかと思った。
血が流れていないと、心臓が止まってしまうと、人の肌はこんなにも冷たくなるのだと痛感した。
肌だけじゃなく、髪の毛さえも、あんなにも冷たくなるのだと。
本当に今まで、たくさんの感情と思い出をありがとう。
全部全部、大切すぎる思い出と感情だよ。
生まれてからのどんな表情も、声も、エピソードも、鮮明に覚えてる。
本当に本当に今まで、よくがんばった。
がんばったね。
だけどもう今は苦しみの外だから、どうか、どうか安らかに。
天国から、ぼくたち家族のことを、友だちのことを、大切な人たちのことを、見守ってくれてるとうれしいな。
みんなで、生きるからね。
そしてぼくもいつか骨だけになった時に、また会おう。
だけどいったんは、さよならだね。
天国でまた合った時は、みんなであそぼう。
みんなで笑おう。
その時が来るまでは、今までがんばってきた分まで、天国でのんびり気ままにくつろいで、ぼくたちがそっちに行くのを待っててね。
大好きだよ。
ありがとう。
それじゃあ、また会う時まで、またね。

2026-02-27-金



