【感想】SMAPファンが読む『もう明日が待っている』公開処刑の生放送、伝説の5人旅、木村拓哉さんの結婚会見、マイケル・ジャクソンの緊急番組出演などなど、その舞台裏で何が起きていたのかが、リアルに生々しく綴られた1冊。かつてのSMAPファンにも、絶対に読んでほしい🌟🖇️[レビュー、評価]


今日もしばうさ.netにあそびにきてくれて、ありがとうございます*
ぼくは“SMAP”が大好きで、今でもSMAPの復活を信じている1ファンです🌟🖇️
なので今回はタイトルにもある通り、
放送作家の鈴木おさむさんがSMAPと駆け抜けた半生を綴った『もう明日が待っている』の感想を語りたいと思います🌟🖇️

SMAPファンなら本のタイトルを見ただけで、あの名曲のフレーズだとすぐに分かりますね🌟🌕️
切なさと希望を感じさせる、今のSMAPにぴったりなタイトルだと思いました。

そしてこの本は目次も最高で、SMAPファンなら曲当てゲームが始まること間違いなしの目次です💿️🎶
まぁ、第8章の“20160118”だけはかなりイビツですが、これも、SMAPファンならすぐにピンとくる数字ですね。
この目次は曲の1フレーズだけしか書いていないにも関わらず、不思議なことにその章がだいたい何の出来事について書いてあるのかが分かるところも、自分が心から“SMAPファン”なのだということを改めて感じさせてくれました。
そして今作のおもしろいところは、あくまでも“小説”という形をとっているところ。
なので本文には固有名詞が直接的には書かれておらず、登場人物はリーダー、タクヤ、ゴロウチャン、ツヨシ、シンゴ、モリクンとカタカナで書かれていたり、
“月曜22時の番組”だとか、“青い色の稲妻が光る曲”といったような表現が用いられています。
はっきり言ってSMAPのファンでなければ意味が分からないような表現なのに、我々SMAPファンにはなんの滞りもなく“分かる”ことが、この本を読んでいてうれしく感じるポイントでした🌟🖇️
そしてもう1つの今作の大きな魅力は、SMAPを長年間近で見てきた放送作家の鈴木おさむさんが綴っているというところ。
この点だけでこの本は唯一無二の存在となっており、ファンの我々でも知らなかったエピソードが本当にたくさん書いてありました。
そして本書に何度も何度も登場する、ぼくは7人目のSMAPだと思っている“イイジマサン”についても本当に興味深いエピソードがたくさん書かれていて、
いかにして飯島さんがSMAPと愛情深い関わり方をしてきたのかが分かりましたね。
SMAPに起きた数々の出来事についてはテレビを通して知っているけれど、カメラが回っていないところでそんなことが起きていたのかと、胸が震えるエピソードばかりでした。
時間がない中で、恐怖や不安や緊張感を抱えながら、あの出来事たちは起きていたんだと知り、とても驚きましたね。
全9章、総勢278ページからなる本書ですが、それぞれの章でどの出来事について綴られていて、それを読んでどう感じたのかを、ネタバレになりすぎない程度に書きたいと思います。
第1章の“素敵な夢をかなえておくれ”では、光GENJIの爆発的人気が過ぎアイドル氷河期の中でデビューしたSMAPが、いかにして国民的アイドルになっていったのかが書かれており、
SMAP×SMAPの立ち上げの話から、その後すぐに森くんの脱退が発表されてからのあのBEST FRIENDの生放送までの舞台裏が綴られていました。
第2章の“あれからぼくたちは”では、5人になったSMAPがさらに勢いを増して人気を獲得していき、1997年の12月31日に放送された年末年越しカウントダウン番組での生放送での事件についての舞台裏が綴られています。
第3章の“世界で二番目にスキだと話そう”では、木村拓哉さんが結婚した時の状況について詳しく書かれていて、
本当は今周っているライブツアーが終了してから結婚発表を予定していたのだが、それより前に情報が漏れて新聞で報道されてしまい、どうやってその状況を乗り切るのかという舞台裏が生々しく綴られていました。
木村拓哉さんが1人で行った結婚会見の裏で、そんなに大変なことがいくつも起きていたとは驚きでしたね。
第4章の“1・2・3・4 FIVE RESPECT”では、一難去ったと思われた木村拓哉さんの結婚会見でしたが、その後に控えているツアー最後の東京ドーム公演で、木村拓哉さんが自分の結婚について言及するのかしないのかということについてが書かれており、
木村拓哉さん本人やメンバー、飯島さんたちのどのような想いからあのようなライブの内容になったのかの舞台裏が綴られていました。
第5章の“WELCOME ようこそ日本へ”では、SMAP×SMAPの制作陣のチームを若返らせ、ゲストにキャメロン・ディアスやマドンナ、そしてあのマイケル・ジャクソンがサプライズで登場したエピソードが書かれており、
特にマイケルに関しては、いかにしてあのマイケルがSMAP×SMAPに出演してくれたかの舞台裏が詳細に綴られています。
マドンナもなかなかの舞台裏でしたが、マイケルはさらに凄まじい舞台裏があってのあの放送だったということを知り、読んでいてとてもドキドキしましたね。
第6章の“とってもとっても僕のBEST FRIEND”では、2013年にSMAP×SMAPで放送されたあの“伝説の5人旅”についての舞台裏が詳細が書かれており、
あの5人だけで行われた旅が、いったいどのようにして成り立っていたのかがリアルに綴られていました。
SMAP×SMAPのスタッフたちは5人の見えないところで色んなパターンを想定して頭を使い、先手を打って、仕掛けを施し、それでようやくあの旅が成立していたのだということに、とても驚きましたね。
第7章である“くじけずにがんばりましょう”では、2011年の3月11日に起きた未曾有の厄災、東日本大震災の時のSMAPの状況について書かれており、
3月21日のSMAP×SMAPの生放送がどのような覚悟で行われたのかということや、その年の27時間テレビで行われた出張ビストロSMAPがどんな試練を乗り越えて実現したものだったのかという舞台裏が綴られています。
東日本大震災が起きて日本全体が暗闇に包まれているときに、SMAPの存在がどれだけ日本を前に向かせてくれたのかということを、本書を読んで改めて思い出しましたね。
そして第8章の“20160118”では、芸能史に今もなお鮮明に刻まれてしまっている“公開処刑”の生放送についての舞台裏が書かれており、
この章はあの生放送が放送された日の出来事が時間単位で記されていて、正直読むのがとても辛かったです。
なぜあのような内容の生放送になってしまったのか、その理由がここには詳細に記されており、やはりそこには、名前は書かれていませんが、あの女帝の圧倒的な強制力が働いていたことが綴られていました。
あの生放送に関しては本当に謎に包まれていただけに、その日現場で起きていたことが知れたのは、ファンとしてはうれしかったです。
そして最後の第9章“もう明日が待っている”では、SMAP×SMAPの最終回で披露された“世界に1つだけの花”の収録現場の様子や、2016年の1月18日の生放送から日本の芸能界がどのように変わったのかについて書かれていて、
世界に1つだけの花の収録の後にそんなことがあったんだということや、確かにあの生放送からみんなが色んなことに気づいて、芸能界やエンターテイメントを信じられなくなったよねということを感じる章になっていました。
…というような内容が書かれており、繰り返しになりますが、本書はSMAPと共に走ってきた鈴木おさむさんが綴られているだけに、そのどれもがリアルで生々しく、だからこそ気付いたらドンドン読み進めていて、
そして、
読み終わった後に、よりSMAPのことが好きになっている、そんな本でした。
これだけは言えます。
SMAPが好きな方は、まだ読んでいないなら、絶対に読んだ方が良いと思う。
もしかしたら今まで煮え切らなかった気持ちが、少しでも晴れるかもしれない。
そんな役割を、この本は担ってくれていると感じました。
SMAPに、日本の芸能界に、日本のエンターテイメントに、そして我々SMAPファンに、
“もう明日が待っている”と、
そう思わせてくれるような本でしたよ✨
ということで今回は、放送作家の鈴木おさむさんが綴ったSMAP小説『もう明日が待っている』の感想でした🌟🖇️
今日もしばうさ.netにあそびにきてくれて、どうもありがとう*
2025年の頭には、中居正広さんが芸能界を引退されましたが、
それでもまだ、ぼくはいつか、SMAPが再び揃う日が来ると信じています。
SMAPのメンバーが死んでいない限り、可能性はありますからね🌟🖇️
永遠なんて言わないからさ
鼓動止む そのときまで
Kis-My-Ft2⛸️🌈 SMAP🌟🖇️ の関連記事↓👣
・【Everybody Go/Kis-My-Ft2】野心溢れるデビュー曲🔥ローラースケートとキレキレのダンスがかっこいい⛸️❗️
・【ともに/Kis-My-Ft2】まさかキスマイから脱退する人が現れるなんて…ましてそれが北山宏光さんだなんて…
・【CDTV!2024→2025で涙】Kis-My-Ft2と北山宏光さんが出演で、いろいろ感慨深かった(;_;)
・【さかさまの空】SMAPでぼくが1番好きな曲は、“さかさまの空”
・中高生の時にジャニオタだったぼくが、今のジャニーズ(STARTO社)を悲観する記事
・【B.I.Shadow】Sexy Zoneが最終的にこんなことになるんだったら、B.I.Shadowでデビューしてほしかった
・【幻のグループ】“A.B.C-xyZ”なんてグループが誕生しなくて、本当によかったお話【B.I.Shadow、Sexy Zone】